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メンタル

人のせいにしない生き方~原因自分論と二ーバーの祈り

誰かのせいにすることは簡単かもしれません。でもそれで状況が良くなったり、問題が解決したりしましたか?きっと何も変わっていないと思います。原因自分論と二ーバーの祈りの組み合わせで、自分でコントロールできることと、できないことを分けると、人生がもっと楽になりますよ。

原因自分論とは

むすめ3は、リベ大YouTubeの両学長の話で初めて知りました。

対極となる考え方は、「原因他人論」です。こちらの方がわかりやすいかもしれません。

「なんでも他人のせいにする」これが原因他人論です。

  • 何か嫌なことがあった時
  • 怒りたくなるようなことがあった時
  • 想定外のことが起こった時
  • 許せないことがあった時

思わず、誰かのせいにしてしまうことはありませんか。

実際、相手が悪い時もあるでしょう。

でも、相手が悪かったとして「自分が悪くない」って言い張って、何か変わりますか?

たぶん何も変わりません。

相手が反省をして、変わってくれて、自分の思い通り(気に入るように)動いてくれると思いますか?

答えは「ノー」です。

相手は相手の理屈を持っていて、お互いに自分が正しいと思っているからです。

じゃあ「原因自分論」とは何か。

今の状況を作ったのは「自分」と考えることです。

例えば、会社や上司に対する不満があって、それをそのまま会社や上司のせいにする。これは、「原因他人論」です。

「原因自分論」では、確かに会社や上司が悪いのかもしれないけど、そもそも、その会社を選んだのは「自分」と考えます。

友人に嫌なことを言われたとしても、その人と一緒に居ることを選んだのは「自分」です。

生活習慣病で体を壊しても、原因は自分。

ちょっと厳しい考え方な気もします。

実際、学長が動画で言っているように、自分で選べないこと(先天性の病気等)やDVまで、悪いのは自分と考えるのは馴染みません。

「原因自分論」を上手に使うためには、「どこまでを原因自分と考えるか」の境界をはっきりさせることが、ポイントになってきます。

誰かのせいにするまえに、まずは一呼吸。

そして「今の困った状況について、自分の行動で変えることができたのではないか」と考えることが「原因自分論」の考え方だと思っています。

では「自分で変えられることって何よ」って話が、次の二ーバーの祈りに出てきます。

二ーバーの祈りとは

二ーバーの祈りとは、アメリカの神学者のラインホルド・二ーバーが作者と言われている教会での祈りの言葉です。

近年、ベストセラーになった「嫌われる勇気」(岸見 一郎、古賀 史健 著)でも取り上げられて有名になりました。

God, give us grace to accept with serenity

the things that cannot be changed,

Courage to change the things

which should be changed,

and the Wisdom to distinguish

the one from the other.

神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。

変えるべきものを変える勇気を、

そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。

(ウィキペディアより引用)

この、変えることができないものとは何でしょう。

それは過去他人です。

では変えることができる(変えるべきもの)とは何でしょう。

それは自分の行動です。

起きてしまったことは変えられない。他人も変えられない。変えることができるのは、これからの自分だけってことです。

そして、これらを区別するには、賢さ(知恵)が必要です。

この区別ができないと、とっても苦しむことになります。

石に向かって「豆腐になれよ!」といくら言っても、待てど暮らせど、石は豆腐になりません。

そんなことができるのは、湯婆婆くらいです。(お前は今日から千だよ!)

それにも関わらず、石に向かって「なんで豆腐にならないんだよ!」と怒ってもしょうがないのです。

でも、気付けないことがなんと多いことか…。

知恵を得るには、本が一番だと思います。

いくつになっても勉強したいものですね。

そして気付いても、一歩を踏み出す勇気が無ければ変われません。

新しいことはいつだって、ちょっとだけ億劫。

ほんのちょっとの勇気があれば、あとは慣性でころころ転がっていけます。

まとめ

原因自分論の話を最初に聞いた時「確かにそうなんだけど、難しいな」と思いました。

自分の中だけに原因を求めることが辛くなることがあるからです。

なので、二ーバーの祈りと組み合わせて

変えることができるもの、変えることができないもの、それらを見分ける知恵を持ったうえで、自分の行動を変えていけたらいいなと思います。

年を取るごとに、性格は凝り固まって変えるのが難しくなるけど、行動はいくつになっても変えられます。

行動を変えると性格も変わります。

怒っている時は、普段より決断力が上がるそうですよ。

誰かのせいにする前に、先延ばしにしていたことを、えいやって片づけちゃうのもいいですね!

ABOUT ME
むすめ3
戌年生まれ。フレブル養育中。元地方銀行員で、転職1回経験者。リベ大「お金の大学」に影響され家計見直し中。Dラボ会員。

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